きっと

生きてる証

ラーメン大好き小泉さん第2話「北極/コココココイズミサン」

ラーメン大好き小泉さん

 

2018冬アニメはまさに群雄割拠な中、タイトルにもなっているただひたすらラーメンを食べる作品が今女性同士の恋愛について見識のある人の中で話題です。少なくとも僕の中では話題です。

本当にただひたすら小泉さんがラーメンをひたすら食べる作品。毎回出てくるラーメンは違うものの、必ずそこに小泉さんは居ます。居ないとしても小泉さんの影響を受けた人間がラーメンを食べるので実質小泉さんがラーメンを食べます。

二話では、小泉さんラブの大澤悠がほとんど登場せず、その同級生である中村美沙と高橋潤がそれぞれ小泉さんとラーメンを食べます。小泉さんのフルネームに関してはまだわかりません。

 

 

「北極」

ラーメン大好き小泉さんでは、毎回様々なラーメンを小泉さんが食べます。それはありとあらゆるラーメンを食べていて、もはやラーメンと名がついていればいいのでしょう。原作では焼きラーメンなるものにも言及するシーンがあります。そして第2話「蒙古タンメン中本」で一番辛いと言われている「北極」を食べます。

 

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話の流れとしてはこのピンク髪の女の子、中村美沙ちゃんがレズの友人である大澤悠の誘いを断り、彼氏とデートに行くところから始まります。いきなりのヘテロカップルの登場に女性同士の恋愛が見たい人は驚くかもしれませんが、この後「なんかモテそうだし、一緒に居て安心できないから別れよう」という僕達オタクが一度も言われたことなさそうな理由で別れます。そしてその近くをふと通り過ぎてしまった小泉さん。彼女はなぜか休日にも制服を着て街中を歩いています。

 

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 これは関係のない文脈です。

モテる、ということに関しては他の誰にも負けたくない美沙は、小泉さんにこの話を聞かれてしまったのか、休日に何処に行くというのか、そして何故制服なのか、という疑問を抱いて当然のようにストーキングします。悠が代表格ですが、この世界は平然と女性が女性をストーキングします。最高!

そしてたどり着いたのは「蒙古タンメン中本吉祥寺店」、女子高生としては一人で入るのも臆してしまうラーメン屋ですが、小泉さんは平然と入っていきます。入りづらいが、とにかく小泉さんに話を聞かれたか確認しないと安心して学校生活が送れない美沙は、後を追って入店。小泉さんの隣の席に座り、じっと見つめます。

 

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こんな距離感で見られたら小泉さんもたまったものではなく、流石に見つめないでほしいと懇願しますが、クラスメイトの距離感で話しかけられるも「どちら様ですか?」となかなかひどい切り返しをします。彼女の世界にはラーメンとその他しかないという異常性が滲み出てていいですね。

 

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 食券システムなので、後を追いかけで座っただけの美沙は当然食券など買って無く、なんならメニューで迷って店員を呼ぶ始末。この店員は実際の中本の店主、白根さんが声優をやっています。ちなみに、エンディングテーマの「LOVE MEN HOLIC」のMVにも出演してます。URL貼っておくので、どこに登場するか皆さんの目で確認してみよう!

 

www.youtube.com

 

店員から何を聞いたのか、静止をふりきって中本でも一番辛い「北極」を注文。その辛さはレベル9。小泉さん曰くラスボス級で、そこにたどり着くまでに一年かかったそう。辛いのが好きな美沙は余裕綽々で、別れたストレス発散にスカッとしたい気分だと警告を無視。ちなみに辛いのが苦手な人は本当に辞めておきましょう。僕は中本のカップラーメンで心が折れた経験があります。

美沙の「北極」に対し小泉さんは「北極スペシャル学生サービスゆで卵入り+バター」ラーメンの説明は省きますが、僕が一番好きなポイントは豚肉の代わりに入ってるチョリソーが激辛スープと刻み青唐辛子の辛さで本来持つピリ辛感が皆無に消えてるところです。

ラーメンを目の前にしただけで顔を赤らめる小泉さん。彼女の特徴として、ラーメンが目の間にあったり食べたりすると恍惚の表情をします。まさにラーメンLOVE。どこまでもラーメン好きの軸はブレません。

 

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 しかし辛いのがあまり得意ではない小泉さん、ヒリヒリする口内の刺激を受け涙目。一部の人にはこれだけで本当に濃いのが出ますね。

そして、美沙の目の前にあるのは北極。ラーメンはもはや「赤」としか形容できない色。一口食べるだけで口と舌がヒリヒリしますが、彼女は

 

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「いいっ、すっごい美沙好み♥」

と何かに達します。なんでしょう?

 

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最後まで食べきった二人。美沙に関しては初北極なのに完飲しています。そしてやはり何かに達してますね。なんでしょう?そしてなんで美沙のハイライトが消えるんでしょう?

最終的に小泉さんに「他に激辛ラーメンの情報欲しいからメアド教えて!」とアドレス交換し、レズストーカー……悠に見つかり終わります。

 

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「なんで二人が一緒に居るの……?確か美沙デートって……」

 

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「何で私より先に小泉さんと仲良くなってるのさー!」

 

 

「コココココイズミサン」

 後半。話はテストの結果発表から始まります。編入試験ではそれなりの点数だったはずの小泉さんが、何故か赤点。何故そんなことを悠が知ってるかは置いといて、クラス委員長である潤は先生に「小泉さんが答案用紙を白紙で出した、それとなく理由を聞いてきてくれない?」と頼まれます。そんな簡単に点数の情報言って良いんですかね?そしてレズの情報収集能力はどうなっているんでしょうか?

潤が昼休みに小泉さんを探した先に見つけたのは屋上。そこには、一人でラーメンを食べる小泉さんの姿が。

 

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相変わらずラーメンを食べる小泉さん。その表情はまるで聖母のようで見てる僕も思わず電気ケトルのスイッチをオンに。

「肌寒いし、外じゃなくて中で食べれば?悠も探してたし」とかなり気の利く会話の切り出しをする潤。小泉さんにとって問題なのは悠が小泉さんを探しているという部分だそうで、一人で食べる時間が邪魔されるのが問題と断ります。そして潤もそれとなくダイレクトにテストの話をします。いきなり「テストの答案白紙で出したって本当?」なんて聞かれても普通は答えませんが、小泉さんの世界にはラーメンとその他しかないので答えてくれます。

 

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「試験日直前に東北に旅行し、悪天候で帰りの電車が遅延し、何だかんだ試験日の朝に東京に着いたものの遅刻。更に疲労と睡魔に勝てなかった」といくらなんでも滅茶苦茶な理由で白紙のまま提出したと説明。漫画ではなぜか若干ドヤ顔なのがいい味出してます。そして旅行に行く理由が「発作的に納豆キムチレアチーズラーメンを食べたくなった」とかなり人を選びそうなラーメンを食べに行ってた上に、小泉さんの中ではラーメン>テストであることが発覚します。小泉さんの異常性が最も出てて僕が一番好きなシーンです。

 

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ちなみに納豆キムチレアチーズラーメンについて調べると実際にあり、岩手と仙台にある「柳屋」で食べることができるそうです。ちょっとメニューを見たんですが、名前がどれも独特で「田舎」「岩手山」「盛岡城」「レアチーズキムチ納豆やきそば」などメニューを見るだけで一つのコンテンツとして成立している様子が見えます。いつか行ったら「田舎、大盛りでください」とか言ってみたいですね。店舗ごとによってメニューが違うので、実際に行くときはちゃんとチェックしておきましょう。

小泉さんが食べていたのはパイナップル風味塩ラーメンこと「パパパパパイン」。最近”個性派創作系”たちを食べ歩いているらしく、期間限定にチョコレートラーメンやらとにかく「何故それを混ぜた?」と言わざるを得ないラーメンが世の中にあることを教えてくれます。人間は何故混ぜてしまうんでしょう?その疑問は誰も答えてくれません。

 

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ラーメンのことになると饒舌になる小泉さん。ここは僕達オタクと全く同じですね。美少女であるという点を除けば僕達も小泉さんを名乗っても良いのかもしれません。

しかし潤は「ラーメンって苦手なんだよね」とその手のものが好きな人が一番傷つく言葉を発してしまいます。そして当然のように距離を置かれ、そのままどこかに消え去ってしまいます。潤にはラーメンが苦手なのには理由があったのですが、それを伝えられずそのまま帰りの電車で小泉さんが食べてたラーメンについて検索をします。西荻窪にあると知り、帰り道であるという理由で思わずお店に。

 

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看板です。何を言ってるんでしょうか?いいんじゃない?って聞いてくるのがポイント高いですね。じゃあ僕はラーメンにコーヒー入れるぞ?と思いましたが実際に有りました。世の中は恐ろしい。

 

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そして潤が注文したのは「パイナップル海老塩ラーメン」。パイナップルが浮いてるのが看板に偽りなしって感じでいいですね。

久しぶりに食べたラーメンがこれなのもどうかと思いますが、潤は「案外いいかも……」とまるでオナホを初めて使った男子高校生みたいなことを言い出し、そのフルーツ感とラーメンの組み合わせが美味しいと食べ進めていきます。煮玉子を食べるシーンがかなりえっちなので見ましょう。

 

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食事をする時に髪を上げる仕草や、そのときだけするポニーテールが本当に可愛いなど清純派の属性を得た潤。そんな中、小泉さんがお店に入り「ラーメン、苦手じゃなかったんですか?」と至極当然の質問を投げます。おそらく此処まで読み進めた皆さんの中にはもう正しい潤の姿は消え失せてしまったかもしれませんが、彼女は「眼鏡が曇るから苦手」と可愛らしい理由で苦手だったことを明かします。

 

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「学食でラーメンを食べてたら眼鏡が曇って笑われたのが恥ずかしかった」、あまりにも女子高生っぽい理由で答える潤はこれをきっかけに小泉さんと仲良くなり、最終的に小泉さんの追試は及第点クリアで終わり。

 

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「あれ、何で二人フツーに話して……」

 

「パパパパパイン」、西荻窪にあると描かれましたが実際は西荻窪店は閉店し、現在は町田にお店があります。”個性派創作系”の性なのか、メニューがパイナップルラーメンだけでなく、過去には油そば「マママママロン」ゴジラの皮膚感と尻尾感をイメージした汁なし担々麺「ゴゴゴゴゴジラなど明らかに個性派の枠を超えた何かを提供していたのが確認されます。2018/02/01から一ヶ月間限定でチョコレートパイナップル担々麺「カカカカカカオ」が提供されるようなので、気になる人は行ってみましょう。

 

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