星と翼と俺のパラドクス
2018年11月21日、ゲームセンターに新作が稼働しました。その名は……
星と翼のパラドクス
まずはこれを見てください。
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 28, 2018
これ、なんだと思います?狂った店員が置いた狂ったバーチャロンではありません。これから紹介する作品の筐体です。
皆さんはロボットのパイロットに憧れたことはありますか?機動戦士ガンダムユニコーンでバナージ・リンクスがユニコーンガンダムのコックピットに入って「母さん、ごめん……俺は、行くよ」とつぶやいて両レバーを握り出撃する姿。あれに憧れたことはありませんか?
今作は、要するに”それ”ができます。カッコいいでしょ?
シートの横部にモニターがあり、それで戦況確認やアズワン(相方のようなもの)とハイタッチできます。アズワン?ハイタッチ?
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 25, 2018
この子がアズワンと呼ばれるキャラクターの内の一人です。可愛いですね。他に5人いますが公式サイトで確認してください。僕はこの世界にはこの子しかいないと思いこんでるので知りません。
戦闘が始まるとき、このアズワンたちとともに出撃するときの行為としてハイタッチをします。わかりやすく言えばこれです。
スメラギ・李・ノリエガとハイタッチをすると言うと語弊がありすぎますが、要はこういうことなんです。もしくはハロとハイタッチするみたいな。
なんとなくつかめてきましたね?ワクワクしてきましたね?しないそこの君も大丈夫。これからが本番です。
直感的な操作感とコックピット感
どうせ皆さんはオタクなので「いや、そんなことよりゲーム性を早く言えカス」とお思いでしょう。そんなことは僕もわかってます。チョットマッテーネ!
この筐体、レバーが2つとペダルが2つの計4つのデバイスを用いて操作の入力をします。左右のレバーにはボタンとトリガーがあります。オタクならトリガーの使い方は一瞬で理解(わか)りますね?
そうです。武器を使用するために使います。右のトリガーを引けば右手の武器を、左のトリガーを引けば左手の武器を使用します。ここまでオタクに優しいゲームがあっただろうか。
左ペダルは上昇、右ペダルはダッシュ。これにボタンが組み合わさって緊急回避やフルドライブと呼ばれる超高速移動ができます。光になれ!
そしてレバーは移動方向と視界の操作。左が方向で右が視界の操作です。面倒くさいオタクのために左右反転、上下反転といったオプションも完備。横モニターですぐに変更できます。
たまたま撮れた(失敗しただけ)けど「ロボットのコックピット感」しっかり作り込まれてるな pic.twitter.com/peGqnaliOq
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 24, 2018
横モニターの出来が良すぎる
きっと皆さんならシートに座った瞬間「知ってる……!俺は、これを認識(し)ってる……!」と”声”を出すでしょう。
さて、このゲームの目玉である「可動筐体」の部分。これらの操作に合わさってシートが前後左右に動きまくります。
ちらっと話に出た「フルドライブ」これを使うとまるで超加速に際して発生したGに押し付けられるような振動をしたり、攻撃を受けてダウンしたり倒されたときなんかは機能停止したかのようにシートが斜めに静かに傾きます。倒されても楽しい!
個人的に一番感動したのは、武器を使用するとレバーが振動したことですね。銃を撃ったときの反動感。ここまで作り込むか……と一周回って静かに受け入れてしまいました。嘘。うるさかったかも。
かなり既存のゲームと違うので、操作やスピード感の説明が難しいですが僕的に一番フィットしたのは「アーマード・コアVのスピードにアーマード・コアfaのOBを足した」みたいな感じです。つまりそんなに早いわけではない。
両ペダルと両レバーと2つのボタンと2つのトリガーが一斉に脳で処理を求めてくるから脳みそはおかしくなる。あれなら脊髄と直接繋ごうとする意味もわかる
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 24, 2018
これはこのゲームに慣れる前の僕です
ゲーム性と丁寧なチュートリアル
ここからはゲーム的な話をします。ついてこれるか?俺のスピードに───
もう何度も言われてると思いますが、ボーダーブレイクに非常に近いです。マップ上にポートと呼ばれるエリアが5つあります。この内、3つを自軍エリアとして占拠すると相手のコアが開き攻撃できる(相手のゲージを減らせる)ようになります。
フェーズとかエア・グランテとかいろいろありますが、全部チュートリアルで教えてくれます。なんて言ったってこのゲームはチュートリアルが長い。
15分を超える内容で超絶丁寧に教えてくれます。最近のアーケードゲームとしてはかなり珍しい部類。
実際チュートリアルで動かしてるだけで滅茶苦茶楽しめます。少しずつ操作を教えてくれるので理解もしやすい。
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 30, 2018
チュートリアル中はこのヒカリちゃんが教えてくれます。成功すると「キラキラしてるね!」などの怪文書を言ってくれます。綺羅星ッ☆!
移動の仕方からジャンプ、ダッシュ、武器切り替えまで基本的な操作は一通り教えてくれます。ゲームシステムについても「キラキラしてるっ!」って言われながらしっかり教えてくれるので、まずはここから入ってみましょう。
ただ、チュートリアルだけではまず操作に慣れないのでいきなり全国対戦は無理……ってなるでしょう。大丈夫。このゲームは福祉がしっかりしている。
チュートリアル後、全国対戦を選ばされますが4か5戦まではCPU戦となってます。全国対戦と名を偽った戦い。ここでランクアップすれば対人戦にいけます。
いや……まだちょっと……って人も大丈夫。このゲームは福利厚生もしっかりしている。
なんと対人マッチングになるランクアップに拒否権があり、まだ自信のないプレイヤーはランクアップしないことを選択できます。まあ、ランクが低い頃はCPUのほうがプレイヤーより強いので慣れる意味でも上がり得ですが。
慣れていくとペダルを踏む音がリズミカルになって、全身でコックピット感を楽しみながらマップを高速で飛び回り、相手プレイヤーの名前を叫びながら銃を撃てるようになります。キラァァアアアア!!!
カスタマイズ要素とアプリ
ここまでで書きたいことはほとんど書いたのですが、わりかし気になるところを書いてませんでしたね。当然、エア・リアル(マシンのことです)をカスタマイズできます。
頭、胴、腕、足、羽、それと3タイプのロール別の武器。これらをゲーム内もしくは「星翼ナビ」でカスタマイズできます。
今なら12月21日までに一定回数、ランクまでプレイするとパーツ一式や武器が貰えます。
「スタートダッシュキャンペーン」開催中!星翼を遊ぶと「カーディナル」や「シーユー・レイター」といった機体パーツ一式や武器「ラゼル」が手に入ります。これを機に星翼を始めてみませんか? #星翼 pic.twitter.com/7T1WG9TU3O
— 「星と翼のパラドクス」 (@StarwingParadox) November 30, 2018
ラゼルはぜひ一度使ってみてください。わけも分からず武器を装備したらとんでもないレーザービームが飛び出す”ロボット系アニメにおいて何も考えずに超強化パーツを作ったら滅茶苦茶な被害が出る”みたいなあるあるネタを体験できます。あるか?
アプリではアズワンと交流ができます。Pixivchatstoryみたいなやつですね。
これで付き合ってないって言うの無理がありませんか? pic.twitter.com/DrLcEtcHEF
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 29, 2018
これは一例とそれに伴う怪文書です。
それぞれのキャラの掘り下げはだいたいここで進んでいくんでしょう。ゲーム内のミッションやアズワンと出撃することによって貰えるポイントでストーリーが開放されていきます。俺は常にシャーリーちゃんのために戦っている。
どこで稼働してるんだよ!や他のキャラも見せろ!って人は公式サイトを見てください。
異常に作り込まれたアニメーションPVも見れます。僕はここが好き!
こいつシャーリーの話しかしてないな
近くで稼働してたら、ぜひそのシートに座って、シートベルトをして、NESiCAをかざして、300円を入れてください。そこには今までに体験したことのない世界が広がってます。これまでのゲームを過去にする新感覚が、そこにあります。大丈夫。ゲームセンターは怖くない。どうせいるのは全員オタクです。
最後に秋葉原GiGOで撮った僕とシャーリーちゃんの結婚祝いの写真を貼って終わります。
— kito(キット) (@kito_ls_s) November 27, 2018
式はどこで挙げようかな。やっぱりシャーリーちゃんが好きな都会かな。夜景の見えるとこなんかもいいかもね…………………………